大阪市の窃盗事件 保護観察に詳しい弁護士

2015-11-07

大阪市の窃盗事件 保護観察に詳しい弁護士

大阪市此花区在住のAさんは、深夜の駐車場で車上狙いの窃盗を行っていました。
しかし、警ら中の大阪府警此花警察署の警察官に見つかり、窃盗罪の容疑で現行犯逮捕されてしまいました。
弁護士が調べたところAさんの両親はすでに亡くなっており、海外で暮らす兄が唯一の親族だそうです。
(フィクションです)

~窃盗罪と保護観察~

保護観察とは、犯罪をしてしまった人や非行少年を社会内で更生させるための制度です。
保護観察官や保護司が指導援助を行います。
刑務所での「施設内処遇」とは対になる、「社会内処遇」の一種です。
法務省のHPによると、1年間に約8万5000人が保護観察を受けています。

保護観察の対象となるのは
①保護観察処分少年
②少年院仮退院者
③仮釈放者
④保護観察付執行猶予者
の4種類で、今回は主に④について説明します。

窃盗罪刑事裁判となった場合、弁護士は執行猶予付きの判決を目指す場合があります。
今まで禁錮以上の刑に処せられたことがない場合、執行猶予判決に保護観察を付けることができます。
また、保護観察無しの執行猶予中に再度犯罪をしてしまい、再度の執行猶予判決をする場合には、保護観察を付けなければなりません。

保護観察対象者には遵守事項が課せられ、それをきちんと守っているかどうかを保護観察官たちがチェックします。
また、就職援助や生活指導も行います。
金銭的な問題から窃盗罪を犯してしまった人の場合、執行猶予を得たとしても金銭面は改善しません。
刑事裁判が終わった後に、近くに親族などがいれば助けてもらえるかもしれません。

しかし、上記のAさんのように、親族が遠くにいたり、身寄りがない場合もあります。
そのような人たちを支援するのも保護観察の目的なのです。
平成26年の犯罪白書によると、保護観察付執行猶予判決のうち、34.5%が窃盗犯人です。
これは刑法犯の中で1位の割合です。

あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所です。
判決後も見据えた弁護活動を行います。
保護観察に詳しく刑事裁判に強い弁護士も在籍しております。
初回の無料相談で丁寧に分かりやすく説明もいたします。
窃盗事件で保護観察付執行猶予判決を目指してほしい方は、是非、あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
また、初回接見サービスもご用意しております。
(大阪府警此花警察署 初回接見費用:3万5200円)

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