大阪市の窃盗事件で逮捕 共犯者の弁護士

2016-10-15

大阪市の窃盗事件で逮捕 共犯者の弁護士

大阪市天王寺区在住のAさんは、友人のBさんとともに、同市内の家電量販店で万引きする計画を立てました。
Aさんは、お店の選定を行い、品出しの時間や店員が少なくなる時間を調べました。
後日、その情報を元にBさんが万引き行為を行いました。
しかし、Bさんは店を出たところで店員に見つかり、通報されてしまいました。
さらに、自宅でBさんを待っていたAさんの所にも大阪府警天王寺警察署の警察官が現れました。
Aさんは、万引き行為をしていないにもかかわらず逮捕されることに納得いかないようです。
(フィクションです)

~窃盗行為をしなくても窃盗罪~

他人の財物を勝手に盗んでしまえば窃盗罪が成立してしまいます。
今回であれば、Bさんに窃盗罪が成立する可能性は非常に高いといえるでしょう。
では、Aさんはどうなのでしょうか。
Aさんは万引き行為、窃盗行為は何もしていません。
ということは、今回の逮捕は不当逮捕なのでしょうか。

実はそうではありません。
Aさんには窃盗罪の共犯者として、「共同正犯」が成立してしまう可能性があるのです。
共同正犯とは、複数人がお互いに協力し合いながら犯罪を実現するというものです。
Aさんは窃盗行為はしていません。
しかし、窃盗計画を実現するために、対象となるお店を選び、窃盗行為をしやすい時間を調べたりしています。
このような犯行計画を立案した者は、窃盗事件の発生に全く無関係というわけではありません。
共犯者として窃盗罪の共同正犯となる可能性があるのです。

ただ、共同正犯の成否には多くの事情が関係することになります。
本当に窃盗罪の共同正犯が成立するのか、それはとても難しい問題なのです。
このような難しい窃盗罪こそ、専門の弁護士に相談するのがベストな方策ではないでしょうか。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は窃盗事件を含む刑事事件専門の法律事務所です。
刑事事件専門だからこそ、共犯者の刑事責任についても的確に判断することが可能です。
複数人で窃盗罪を計画してしまった、万引きをしてしまったという方はすぐに弊所までご相談ください。
窃盗事件専門の弁護士としっかりと相談することができます。
また、逮捕されてしまった場合には初回接見サービスをご利用ください。
(大阪府警天王寺警察署 初回接見費用:3万5800円)

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