【事例解説】闇バイトによる強盗事件④
前回に引き続き、闇バイトに応募し、コンビニ強盗を起こした事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説いたします。
事例
Aさんは、普段からお金に困っていたため、闇バイトに応募しました。
闇バイトの内容は、名古屋市内にあるコンビニエンスストアに行き、お金を奪うというもので、Aさんはダメだと思いながらも、お金が必要だったために犯行を犯すことにしました。
Aさんは、深夜のコンビニエンスストアに行き、同店の店員にナイフを出しながら、お金を要求し、現金10万円を脅し取ってその場から立ち去りました。
その後、自分のしてしまった行為について、いつ警察が自宅に来るか不安で耐えきれなくなり、弁護士に相談することにしました。
(事例はフィクションです。)
自首について
捜査機関に強盗事件が把握されていない、もしくは犯人の特定に至っていなければ、自首をおこなうこともできます。
強盗罪は、凶悪な犯罪の一つです。
警察が強盗事件を認知すれば、犯人を逮捕するために事件現場周辺の防犯カメラ捜査や聞き込み等を惜しまないでしょう。
昨今は、街中の防犯カメラの数も多く、DNA等の科学捜査能力も向上しているため、犯人の特定までは以前よりも容易となっていると言えるでしょう。
よって、警察に犯人が特定されるまでは、時間の問題だと考えられます。
捜査機関に犯人と特定される前に、自首をすることで、裁判となった際に刑の減軽を受けられる可能性があります。
減軽を受けることが出来れば、裁判で有罪判決となっても執行猶予により、刑務所に入らずにすむ可能性もあるかもしれません。
強盗事件において自首をする場合には、弁護士のサポートは必要となるでしょう。
弁護士に依頼することで、弁護士同伴で出頭することも可能です。
強盗事件の場合、自首後に逮捕される可能性は高いと言えますが、弁護士に依頼しておくことで、逃走や証拠隠滅のおそれがないと判断されて逮捕を免れたり、仮に逮捕されたとしても、すぐに身柄の解放活動を始めることができるでしょう。
強盗事件を起こしてしまい悩まれている方は、一刻も早く、弁護士に相談・依頼することをお勧めいたします。
早期に弁護士に依頼して弁護活動を始めることが、事案解決をおこなう上で重要だと言えます。