名古屋市の窃盗事件で逮捕 ひったくりに強い弁護士
名古屋市の窃盗事件で逮捕 ひったくりに強い弁護士
名古屋市天白区在住のAさんは、ひったくりの容疑で愛知県警天白警察署の警察官に逮捕されてしまいました。
その手口は、カバンを肩からかけている女性の背後から自転車で忍び寄り、追い抜きざまにカバンを奪うというものでした。
最初は窃盗罪の容疑で逮捕されたものの、送致を受けた検察官は強盗罪に切り替えようとしています。
(フィクションです)
~ひったくりと窃盗罪・強盗罪~
強盗罪は窃盗罪の次に規定されている犯罪です。
強盗罪と窃盗罪の大きな違いは、物を盗む際に暴行や脅迫を用いるかどうかです。
窃盗罪の場合であっても、盗む際に多少の暴行が用いられることがあるでしょう。
しかし、強盗罪が成立するためには、被害者の反抗を抑圧するレベルの暴行がなければなりません。
ひったくりの場合、その判断が困難になる場合も多いのです。
裁判例では、
・不意に後ろから被害者を突き飛ばしてひったくりを行った場合(東京高裁昭和38年6月28日判決)
・走行中の自動車の窓から被害者のハンドバッグのさげ紐を引っ張り、被害者もろとも引きずり負傷させた場合(札幌地裁平成4年10月30日判決)
では、上記の事例ではどうでしょうか。
自転車を使っているということから、判断が分かれ得る問題でもあります。
自転車の種類や速度にもよることでしょう。
窃盗罪か強盗罪かは、被告人にとっても重要です。
窃盗罪の法定刑は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
一方、強盗罪の法定刑は5年以上20年以下の懲役です。
強盗罪は極めて重い犯罪なのです。
弁護士としては、できる限り強盗罪の成立を否定し、窃盗罪で処断すべきだと主張していくことが考えられます。
前述のように窃盗罪と強盗罪の区別は非常に難しい場合もあります。
ひったくり事件で弁護士を探すときは、刑事事件専門の弁護士に相談すべきです。
あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所です。
ひったくり事件についても数多く手掛けています。
・ひったくりを犯してしまったけれど、窃盗罪で解決してほしい方
・ひったくりが窃盗罪と強盗罪のどちらになるのか気になる方
は是非、あいち刑事事件総合法律事務所のひったくりに強い弁護士にご相談ください。
初回接見サービスを利用した相談も受け付けております。
(愛知県警天白警察署 初回接見費用:3万7300円)