(執行猶予獲得)江東区の窃盗事件で逮捕…依存症に対する弁護活動とは

2017-10-20

(執行猶予獲得)江東区の窃盗事件で逮捕…依存症に対する弁護活動とは

Aは、東京都江東区にある勤務先のロッカー内から、V所有の現金約5万円及び免許証在中の財布を1個盗んだ窃盗罪の疑いで、警視庁深川警察署逮捕されてしまった。
Aは過去にも窃盗事件で罰金刑を受けた前科があり、取調べの結果、その動機は、スマートフォンのゲームアプリの課金のため、そのお金欲しさのためにやったということが判明した。
Aの両親は、どうにかしてAが懲役刑を受けることを回避できないかと、刑事事件を専門に扱う法律事務所を訪れ、弁護士に相談することにした。
(フィクションです。)

~依存症のせいで窃盗?~

窃盗事件起訴されてしまった場合、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金という刑が言い渡されてしまう可能性があります。
例えば、今回の事例に似た、罰金の前科2件をもつ被告人が、勤務先で窃盗事件を起こした場合に、求刑懲役1年6月、量刑懲役1年6月執行猶予4年となった事例が見られます。
もっとも、このように執行猶予を獲得できれば、判決確定後ただちに刑の執行を受けることはありません。
これまでの生活と同じように会社・学校に通いながら、社会の中で更生を目指すことが可能になります。

窃盗事件の場合、執行猶予獲得のおおよその基本となるのは、その計画性や犯行態様、被害金額のほか、動機や前科前歴の有無、被害弁償等示談の有無、反省などの諸事情です。
このうち、今回のAで問題となりそうなのは、窃盗のその動機です。
Aは、スマートフォンのゲームアプリの課金したさに窃盗行為を行ってしまいました。
Aがもし、このゲームの依存症であった場合、再び窃盗行為をはたらいてしまうことが予想され、その結果社会生活内での更生は不可能と裁判所に判断されてしまうかもしれません。
このような場合に備え、たとえばカウンセリングを受けて依存から脱することや、家族からの必要十分な監督を用意することが想定されます。
執行猶予獲得のためにはそのための環境づくりや準備が必要ですから、弁護活動については、刑事事件を専門とする弁護士にご相談されることをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門の弁護士であり、窃盗事件についての刑事弁護活動も多数承っております。
依存症が原因で窃盗事件となってしまったのではないかとお困りの方は、まずは弊所の弁護士までご相談ください。
警視庁深川警察署への初回接見費用:37,100円

Copyright(c) 2018 弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 All Rights Reserved.