不当逮捕はすぐに弁護士へ!福岡県小郡市の窃盗事件にも対応
不当逮捕はすぐに弁護士へ!福岡県小郡市の窃盗事件にも対応
Aは、福岡県小郡市においてV宅に侵入し、現金20万円を盗んで逃走した。
防犯カメラにはAがV宅に侵入していたところが映っていたことから、Aは福岡県小郡警察署に住居侵入罪の容疑で逮捕・勾留され、そのまま起訴され保釈された。
その後、Aは、20万円を奪った行為についても、窃盗罪で逮捕・勾留された。
Aは、その逮捕について不当逮捕なのではないかと感じ、家族の依頼で接見に訪れた弁護士に相談することにした。
(フィクションです)
~一罪一逮捕・一勾留の原則~
「一罪一逮捕・一勾留の原則」とは、罪数を基準とした同一の犯罪事実(一罪)について、同時に複数の逮捕・勾留を行うことはできないという原則です。
その根拠は、同一の事件についての逮捕・勾留の蒸し返しを無条件に認めれば、法が厳格に認めた身体拘束期間の制限の趣旨が没却され、被疑者の人権を侵害することになるからです。
ここでいう「一罪」とは、実体法上の一罪を意味すること解されます。
今回のAのように住居侵入をして窃盗を犯した場合、手段と目的の関係(手段が住居侵入、目的が窃盗)にあることから、実体法上一罪として扱われ、重い窃盗罪の刑により処断されます(刑法54条後段)。
つまり、Aの行った2つの犯罪行為は同じ事件として扱われるので、住居侵入罪で逮捕・勾留しているのに、さらに窃盗罪で逮捕・勾留することは、一罪一逮捕・一勾留の原則に反することになり、Aを窃盗罪で逮捕・勾留した行為は違法といえるでしょう。
このような不当逮捕・勾留が行われることは実務上ほとんどないとは思われますが、一般人であれば不当逮捕・勾留だと思わずに受け入れてしまう可能性もあるので、弁護士が逮捕・勾留の違法性を追及する重要な役割を担っているといえます。
また、窃盗罪を規定している刑法235条には、「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する」と規定されています。
前科がない者でも窃盗した金額が多額であると、懲役2年4月の実刑判決を受けた裁判例もありますから、この点でも、弁護士への早期の相談・依頼は重要と言えるでしょう。
窃盗事件などでお困りのことがございましたら、お気軽に弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
刑事事件専門の弊所の弁護士が、不当逮捕にお困りの方、窃盗事件にお悩みの方の力となるべく尽力いたします。
(福岡県小郡警察署までの初回接見費用:39,300円)