【事例解説】盆栽の窃盗事件で男が逮捕 

2024-10-05

盆栽の窃盗で男が逮捕された事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

事例 

Aさんは海外で盆栽の需要が高まっていることに目を付けて、自宅近くで盆栽の販売業を営んでいる会社の敷地内に保管されている盆栽を盗んで海外向けに販売しようと思いつきました。
Aさんは、深夜に盆栽の販売会社の敷地内に侵入し保管されてある盆栽数点を盗み出しました
防犯カメラの映像にAさんの犯行が映っていたことから、Aさんは逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)

各地で相次ぐ盆栽の窃盗被害 

海外で盆栽人気が高まっているようで、海外への売却目的での盆栽の盗難が各地で相次いでいるようです。 
盆栽の生育には、日照と風通しが重要であるため、屋外での管理になるため、窃盗犯に狙われやすい状況にあることが原因の一つということだそうです。 
盆栽は1鉢数百万を超えるものもあるようで、被害総額も非常に大きい事件になるようです。
もし、盆栽の窃盗事件で逮捕されてしまうと被害金額の大きさから重い刑事処分を受ける可能性も高いと考えられます。 
(10月4日配信の読売新聞オンラインの記事を参照しています。)

盆栽の窃盗事件で逮捕されると 

窃盗事件で逮捕されると、警察官から被疑事実につき取調べを受けることになります。 
そして、さらに留置の必要があると判断されると身体を拘束された時から48時間以内に検察官に事件が送致されることになります。
そこで、検察官からも取調べを受けて、そこでもさらに引き続き留置の必要性があると判断されると裁判所に勾留請求がされます。 
最終的に、裁判官が勾留を認めると10日間の勾留が決定され、留置場での身体拘束が続くことになります。
警察官や検察官での取調べで、精神的な負担や辛さから、盗んでもいない物や量を盗んだと言わされてしまうと供述調書という形になり、後々の裁判で不利な証拠となってしまうこともあります。
このようなことは絶対に避けなければ行けませんので、逮捕されたできるだけ早いタイミングで、弁護士に接見に来てもらい取調べの対応についてアドバイスを受けることが重要です。
また、不起訴や処分の軽減を目指す上で重要になる被害者との示談や身体拘束からの解放に向けた活動も同時並行で行っていくことで、社会生活上の負担を最小限にすることができます

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は窃盗事件をはじめとする刑事事件・少年事件を専門に取り扱う法律事務所です。
ご家族・友人が窃盗罪の疑いで警察に逮捕され、弁護士の初回接見をご依頼の方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所まで一度ご相談ください。
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