神戸市東灘区のピッキング事件で任意同行 窃盗事件に強い弁護士に相談

2018-05-14

神戸市東灘区のピッキング事件で任意同行 窃盗事件に強い弁護士に相談

神戸市東灘区在住の50代男性のAさんは、大型スーパーの立体駐車場に停めてあった車から、金目の物を盗む目的で、指定侵入工具にあたるドライバーを持ち、物色しながら歩き回っていました。
Aさんの様子を不審に思った兵庫県東灘警察署の警察官は、ピッキング防止法違反の容疑で、Aさんに任意同行を求めました。
(フィクションです。)

~ピッキング防止法と任意同行~

ピッキング防止法とは、正式名称を「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」といい、特定侵入行為の防止対策を図るため、建物に侵入して行われる犯罪の防止することを目的として、業務やその他正当な理由による場合を除き、特殊開錠用具を所持・携帯を禁止することを規定している法律のことをいいます。
ピッキング防止法にいう「特殊開錠用具」とは、ピッキング用具やその他の専ら特殊開錠を行うための器具で、建物錠を開くことに用いられるものとして政令で定めるものをいいます(3条)。
また、ピッキング用具以外にも、特殊開錠用具に該当しないドライバー、バールその他の工具で、建物錠を破壊するため又は建物の出入口もしくは窓の戸を破るために用いられるもののうち、建物への侵入の用に供されるおそれが大きいものを「指定侵入工具」として携帯を禁止しています(4条)。
双方とも違反をすると、「1年以上の懲役又は50万円以下の罰金」に処せられる可能性があります。
今回の上記事例のAさんは、業務として必要のない「指定侵入工具」に該当するドライバーを所持していたため、ピッキング防止法違反に該当する可能性は十分に考えられます。

今回の上記事例のAさんの場合、警察は現行犯での逮捕ではなく、「任意同行」という形をとっています。
任意同行に応じるかどうかは確かに任意ですが、強固に拒むと、変に疑われてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
警察への任意同行の前に時間があるのであれば、弁護士に相談・依頼をし、警察での取調べの対策を講じておくことをおすすめいたします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門で取り扱っている法律事務所ですので、ピッキング事件についての相談・依頼も承っております。
ご家族が突然逮捕されてしまいお困りの方、任意同行について相談したいとお考えの方は、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談下さい。
兵庫県東灘警察署への初回接見費用:35,200円

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