京都でエンジンのかかった自動車を窃盗して逮捕 執行猶予の弁護士
京都でエンジンのかかった自動車を窃盗して逮捕 執行猶予の弁護士
Aは長期間自宅でひきこもる生活を送る中で将来を悲観していた。
Aは自殺しようと考えるようになり、その前に友人や親せきに会いに行きたいと考えた。
そこで父親に借りた車で向かったが、ガソリンが底をついたため、それを乗り捨てエンジンがかかった停車中の自動車を盗むことにした。
Aは京都府警上京警察署の警察官に逮捕された。
(平成27年3月19日札幌地方裁判所室蘭支部の判決を基に作成したフィクションです。)
窃盗事件もあいち刑事事件総合法律事務所の専門分野です。
今回は、平成27年3月19日札幌地方裁判所室蘭支部の判決をご紹介します。
現在、窃盗事件で執行猶予にしてもらいたいと思っている方のご参考になれば幸いです。
~被告人の刑事責任が重いと判断された理由~
・周囲の危険や迷惑を顧みず,短絡的
・その経緯や動機に酌量の余地は全くない
・大胆で悪質な犯行というべきである
・高速道路で逆走した上,検問を突破し,犯行後の犯情も悪い
・車は,被害者側に還付されたものの,上記の際に大きく破損しており,その修理に要する費用は相当額に上る
~被告人のために酌むべき事情~
しかしながら,
・これまで前科がなく,
・犯行について素直に事実を認め,反省の態度を示している
・今後はひきこもり状態を改善して早期に就労するよう努め,二度と同様の過ちを繰り返さないと誓っている
・被告人の父親も,被告人に代わって修理費の弁償を行う旨を被害者側に申し入れていること
・今後,被告人を指導監督していく旨誓約していること
~結論~
今回に限り、被告人には社会内で更生する機会を与えるのが相当であると判断し、その刑に執行猶予を付することになった(懲役刑の執行は猶予された)。
あいち刑事事件総合法律事務所は、執行猶予獲得のため最善を尽くします。
窃盗事件でお困りの方は、あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
(京都府警上京警察署の初回接見費用:3万6200円)