名古屋の窃盗事件 共犯事件に強い弁護士

2015-09-03

名古屋の窃盗事件 共犯事件に強い弁護士

名古屋市中区在住のAさんは、愛知県警中警察署窃盗罪の容疑で逮捕されました。
同署によれば、Aさんは、名古屋市中区の造成地に駐車中だった時価約50万円相当のパワーショベル1台をBさんに盗ませたとのことです。

この事件は、平成24年2月10日に松山地方裁判所で判決が下された共犯事件を参考に作成したフィクションです。

~裁判例の紹介~

上記の事件について、松山地方裁判所は以下のような判決を下しました。
平成24年2月10日判決と上記の事例は、警察署名・事件現場の点以外で異なる点はありません。

●量刑
懲役1年8ヵ月

●量刑の理由
①刑が重くなる方向に働いた事情
・被告人は、手軽に現金を得るために犯行に及んだと認められ、動機に酌量の余地はない。
・被告人の他人を利用するという手口は悪質性が高い。
・被害品は、約50万円の価値を有する建設機械であり、現実に専門業者に売却されてしまったことからしても、被害結果及び犯行の影響は大きい。
・犯行を持ちかけたのは被告人であり、売却益の一部も受け取っている以上、被告人の責任は、正犯と同様に重いというべきである。
・執行猶予期間中の犯行であり、その規範意識が著しく鈍麻していることがうかがわれる。
・被告人は、犯行を不合理に否認しており、反省の情は全くうかがわれない。

②刑が軽くなる方向に働いた事情
・被害品が被害者の下に回復されていること
・執行猶予取消しにより相当期間服役することになること

この事件のように窃盗事件では、実際に窃盗を行った人だけでなく、窃盗を働くようにそそのかした人も同様に処罰されます。
今回ご紹介した事件で懲役刑を受けた被告人のようにをはじめ犯罪を行うようにそそのかした人のことを「教唆犯」と言います。
窃盗犯の共犯教唆犯)として疑いをかけられている人も評判のいい弁護士が所属するあいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
なお、当事務所では逮捕された方と弁護士が直接面会できる初回接見サービスを有料で行っております。
(愛知県警中警察署 初回接見費用:3万5500円)

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