愛知県の窃盗事件 罰金刑を目指す弁護士

2015-10-26

愛知県の窃盗事件 罰金刑を目指す弁護士

愛知県一宮市在住のAさんは、一宮市内のスーパーで約500円のお弁当を盗んでしまい、窃盗罪の容疑で愛知県警一宮警察署の警察官に逮捕されてしまいました。
Aさんは認知症を患っていました。
そこで、Aさんのご家族が法律事務所に相談に来ました。
(東京簡裁平成26年9月4日判決を基にしたフィクションです)

~窃盗罪と罰金刑~

罰金刑とは1万円以上の金銭を納付する刑罰で、額は判決によって異なります。
罰金刑はお金を払えば刑罰としては終わりなので、懲役刑よりもはるかに軽い刑罰であるともいえます。
窃盗罪に罰金刑があるというのを不思議に思う方もいるかもしれません。
実際に、窃盗罪罰金刑が追加されたのは平成18年です。
それまでは懲役刑しかありませんでした。

その理由としては、窃盗罪は経済的に困窮した人が物を盗んでしまうというのが典型であり、罰金刑になじまない犯罪だったからです。
しかし、社会情勢の変化や犯罪動機の多様化などから、お金があるのに窃盗罪を犯してしまうケースが増えてきました。
また、軽微な窃盗罪について、略式手続が使えないというアンバランスな状況もありました。
これらの事情から、窃盗罪にも罰金刑が追加されたのです。

さて、冒頭に紹介した窃盗事件の裁判例では、被告人に罰金50万円が言い渡されました。
被害額が軽微であること、認知症患者は刑務所で矯正教育を受けるよりも、福祉支援を得て再犯防止を図ることが適切であるということが理由として挙げられています。
認知症を患っていたという特殊な事情がある事件ではありますが、社会内処遇の必要性を強調すれば、罰金刑で解決できる可能性があるということです。
また、反省の深さや再犯の可能性の有無も影響があり得ると考えられます。

あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所です。
評判のいい弁護士が依頼者の方と綿密に打合せを重ねながら、できるだけ軽い処罰になるように尽力します。
窃盗事件で罰金刑を目指してほしいとお思いの方は、是非、あいち刑事事件総合法律事務所の信頼できる弁護士にご相談ください。
初回の相談は無料で行っております。
また、逮捕されている場合には初回接見サービスを利用することもできます。
(愛知県警一宮警察署 初回接見費用:3万6700円)

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