岐阜のひったくり事件(窃盗)で逮捕 弁護士の活動で不起訴に

2016-11-12

岐阜のひったくり事件(窃盗)で逮捕 弁護士の活動で不起訴に

岐阜県多治見市に住むAさんはひったくり(窃盗)の容疑で岐阜県警多治見警察署逮捕されました。
逮捕事実によると、Aさんは、帰宅途中の女性Vの背後からバイクで近づき、そのままバッグを奪い去ったというものです。
Aさんは、Vに対して謝罪をして、できることであれば不起訴処分になりたいと考えています。
(フィクションです)

【ひったくり(窃盗)】

ひったくりとは、歩いている人などが持っているかばん、財布等の所持品、または、運転している自転車やオートバイのカゴのカバンなどを盗む窃盗の1つの手段です。
ですから、ひったくり行為を働いた場合、窃盗罪(刑法235条)が成立することになります。
法定刑は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。

ただ、ひったくり行為がすべて窃盗罪になるというわけではありません。
例えば、上記例を少し変えて、AさんがVからバッグを奪い去ろうとしたが、Vが抵抗してバッグを離さなかったため、抵抗するVを引きずってバッグを奪い取った場合にしてみます。
この場合には、窃盗罪より重い、強盗罪(236条)が成立する可能性があります。
実際、「通行中の女性のハンドバッグを奪取する目的で、自動車を運転して女性に近づきハンドバッグの提げ紐を掴んだまま自動車を進行させ、女性を引きずって路上に転倒させたり車体に接触させたり、あるいは道路わきの電柱に接触させたりして傷害を負わせ結局ハンドバッグを奪取したとき」には、強盗致傷罪が成立するとした昭和45年12月22日の最高裁決定が存在します。
強盗罪の、法定刑は5年以上の有期懲役であり、かなり重いものとなっています。

ひったくり(窃盗)を犯した場合であっても、初犯でありかつ相手方との示談が締結できていれば、不起訴処分となる可能性は大いにあります。
ですから、窃盗事件を起こしてしまい、警察に呼ばれた際には、すぐ弁護士に相談することが、不起訴処分を獲得する可能性を上げる方法の一つと言えます。
弁護士には守秘義務がありますから、相談した内容が警察等に漏れることはありません。
岐阜県警多治見警察署のひったくり事件で不起訴を獲得したいとお考えの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(岐阜県警多治見警察署 初回接見費用:4万円)

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