京都府のさい銭泥棒(窃盗) 現行犯逮捕の対応に強い弁護士

2016-02-07

京都府のさい銭泥棒(窃盗) 現行犯逮捕の対応に強い弁護士

京都府京都市中京区内でさい銭泥棒が多発していた。
そこで、京都府警中京警察署の私服警察官らが、神社を巡回していたところ、さい銭箱の周りで不審な動きをしている大学生Aを発見した。
様子を見ていると、Aがさい銭箱からお金を取りだしてポケットに入れたように見えた。
そこで、警察官らはAを窃盗の容疑で現行犯逮捕した。
(フィクションです)

【さい銭泥棒】

さい銭泥棒とは、神社仏閣等に置いてあるさい銭箱から金品を盗むことをいいます。
神社仏閣のさい銭は外に置いてあることも多く、人の家へ侵入してお金を盗み出すことに比べると、比較的容易に盗むことが可能です。
盗める額も、人の家へ侵入したり、銀行を襲ったりすることに比べると少額です。
ですから、「これくらい少額ならいいだろう」とつい窃盗をしてしまい、しかも、複数にわたって窃盗をしがちです。
少額でも高額でも、人の占有する物を窃取すれば、「窃盗罪」(刑法235条)が成立します。

【現行犯逮捕に潜む危険】

例外的に逮捕状無く逮捕できる場合があります。
それが、上記例のような現行犯逮捕の時です。
現行犯逮捕とは、「現に罪を行い、又は現に罪を行い終わった者」(刑訴212条1項)に対する逮捕のことをいいます。
例えば、上記例のように、自分の目の前で犯罪(窃盗行為)が行われた場合などは、相手を逮捕することができます。
こうした例外が認めれれるのは、犯罪や犯人の存在が誰の目にも明らかだからです。

しかし、人間が行う以上、間違いが発生する可能性もゼロではありません。
上記例でいえば、Aさんがさい銭泥棒をしたように「見えた」だけかもしれません。
誤認逮捕の場合、逮捕されてしまった人に生じる不利益は重大です。
Aに違いないという先入観だけで逮捕してしまえば、冤罪を生み出す可能性もあるのです。
現行犯逮捕には、とんでもない危険が潜んでいるということにご注意ください。

刑事事件は時間との勝負です。
時間が過ぎればすぎるほど状況が悪化していくことが考えられます。
手遅れになる前に、弁護士に相談しましょう。
京都のさい銭泥棒(窃盗)事件で、現行犯逮捕されたという場合は、あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(京都府警山科警察署 初回接見費用:4万円)

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