京都府の窃盗事件 電車内の置き引きに強い弁護士
京都府の窃盗事件 電車内の置き引きに強い弁護士
京都府京田辺市在住のAさんは、電車内の網棚に置き忘れてあった財布入りのカバンを持って帰ってしまいました。
後日、京都府警田辺警察署の警察官がAさん宅の最寄り駅で駅員と話しているのを目撃し、怖くなったAさんは弁護士事務所に法律相談に訪れました。
(フィクションです)
~置き引き~
電車内での窃盗事件というと、いわゆる「置き引き」や落とし物や忘れ物を盗んでしまうというのが多いでしょう。
しかし、置き引きがただちに窃盗罪になるかというと、そうでもありません。
窃盗罪ではなく、占有離脱物(遺失物)横領罪という犯罪が成立する場合もあるのです。
後者は法定刑も「1年以下の懲役又は10万円以下の罰金若しくは科料」と非常に軽いです。
窃盗罪が成立するためには、盗んだ物が被害者の(事実上の)支配下になければなりません。
実際に裁判で争われた例を挙げてみましょう。
駅の窓口に財布を置き忘れ、1~2分後、約15メートルほどのところで引き返した場合には被害者の占有を認めました。
そのため、その財布を盗んだ人には窃盗罪が成立すると判断されました。
一方で、スーパーの6階のベンチに財布を忘れ、そのまま地下1階に降りたところで置き忘れに気付き、約10分後に取りに行った場合には被害者の占有を認めませんでした。
その結果、財布を盗んだ人には窃盗罪が成立しなかったのです。
窃盗罪が成立するのか、それとも占有離脱物横領罪にとどまるのかは、前述のように判断が難しく、刑事事件専門の弁護士に法律相談して解決を仰ぐべきでしょう。
電車内の置き引き事件となると、場合によっては他の乗客による目撃や監視カメラの映像により犯人が特定されてしまう可能性もあります。
したがって、ただちに法律相談を行って今後の流れや対応を決めることが重要となってきます。
あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の事務所なので、的確なアドバイスをすることができる弁護士も在籍しております。
電車内での置き引き事件でお困りの方は、いつでも、あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
初回は無料で法律相談を承っております。
(京都府警田辺警察署 初回接見費用:3万9500円)