奈良県奈良市の窃盗事件で逮捕 起訴猶予で前科阻止の弁護士

2016-10-07

奈良県奈良市の窃盗事件で逮捕 起訴猶予で前科阻止の弁護士

Aさんは、奈良市内にある大学に通う大学生(22歳)です。
Aさんは、大学の授業等で使用する専門書籍数十冊を同級生のBさんとともに共同保管していました。
しかし、Aさんは、Bさんと喧嘩したこともあり、共同保管することに嫌気がさし、Bさんの同意を得ることなく、自宅に持ち帰りました。
その後、Aさんは奈良県警奈良警察署の警察官に窃盗事件の被疑者として逮捕されました。
Aさんは前科がつくことを恐れています。
(この事例はフィクションです)

専門書籍を自分のものとしたAさんにはいかなる犯罪が成立するでしょうか。
窃盗罪(刑法第235条)は、他者の占有を侵害した場合に成立します。
しかし、今回問題となっている専門書籍はAさんとBさんで共同保管してました。

最高裁は、共同で保管している者の一人の者が他の保管者の同意を得ずに自己の単独占有に移した場合には窃盗罪が成立するとしています。
専門書籍はBさんとの間で、共同保管されていたのですから、それをBさんの同意なく自分のものとしたAさんには窃盗罪が成立する可能性があります。
もし刑事裁判に至れば、有罪判決が下されてしまうのは確実でしょう。
そうすれば、Aさんが恐れている前科がついてしまうことになります。

そこで、Aさんの弁護人の立場で考えれば、いかに前科が成立しないようにするかという点に注意を注ぐことになるでしょう。
具体的な弁護活動としては、不起訴の獲得を目指した弁護活動が挙げられます。
つまり、検察官に対して起訴猶予(不起訴の一つ)とするよう働きかけます。
例えば、AさんとBさんとの間で示談を成立させ、示談が成立した旨、専門書籍の金額が大きくないこと、Aさんが反省していることなど様々な事情を主張します。

このような弁護活動の結果、起訴猶予を獲得することができ、Aさんは刑事罰を受けることなく、釈放される可能性があります。
起訴猶予を獲得することができるかというのは、前科を気にしているAさんにとってとても重要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件専門の弁護士が、最善の弁護活動を行い、起訴猶予を獲得することができるよう努力いたします。
奈良県奈良市で窃盗罪逮捕され弁護士をお探しの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までお問合せください。
(奈良県警奈良警察署での初回接見費用 4万200円)

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